I do does not matter.
「は、放し…」
「だーめ。放さないし、逃がさないよ」
あたしの言葉を遮って笑顔のまま言うマスターに諦めるしかないことを悟った。
「上、脱がして良い?」
身体から力を抜くとそれに気づいたマスターが嬉しそうに笑いながらそう訊いてくる。
「…好きにしてくれ…」
完全に諦めたあたしをぐぃっと引き寄せて抱き上げたマスターはカウンターを通り階段を上がっていく。
その間もパーカーのチャックを開けたり、髪を撫でたり、手が止まることはなかった。
「カグヤ、また成長した?」
あたしをベッドに優しく乗せながらの問いかけに思わず顔が赤くなる。
「し、知らない」
ぷぃっとそっぽを向いてマスターから視線を外す。
そんなあたしをクスッと笑いながら組み敷き、弄り(マサグリ)出すマスター。
「この下着、新しいやつでしょ。見たことないよ?」
胸を揉みながらの言葉に、知ってるでしょと言われてる気がして更に顔が熱くなる。
確かにあたしの胸は成長した。
これまでつけていたブラジャーがキツくなる程度には。
下着も新しいものを買ってそれを着ている。
だからって何故それを言う必要があるんだ…!
しかも胸ばっか揉みやがって…!
「この変態っ…」