I do does not matter.


「いや、残念ながら顔は見えなかったみたい」


「顔、は?じゃあ他に見えたものがあるの?」


ライトブラウンの意味深な言い方にダークブラウンがそう尋ねる。


「髪が、見えたんだって。白金色のすごく長い綺麗な髪が」


ダークブラウンの問いかけにフッと笑って言ったライトブラウンの言葉にライトブラウン以外の四人が


「白金…」


そう呟いた。


「染めてんのかなー」


「長い髪って染めんの大変だよね」


「地毛、はさすがにないか…」


「地毛で白金だったら凄いね」


オレンジ、ピンク、ダークブラウン、ライトブラウンの四人が口々にそう言う中、金髪はずっと黙っていた。


「ティターニヤは毎晩のように現れてる。
それも大抵22時以降に。

今夜探しに行くぞ」


かと思えば唐突に口を開いた金髪。


その言葉に他の四人は一斉に返事をした。








今の時刻は17時。












ティターニヤの出没時刻まであと5時間。










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