鴨田くんと宮田さん
「私…と、ですか」
「あぁ」
付き合って、って嘘。だって私この人知らないもん。一瞬この人の顔のことも忘れ見上げてしまった。
少し頬が赤くなっているような気がした。それに嘘ではない気がする。だけど信じれないし、知らない人に言われても何だか怖くて私は後ずさりをしてしまった。
「ごめんなさい。面識…ないですよね?」
「同じ会社だけど」
「えっ」
「ちなみに同期」
いやいや。
嘘。
さすがに同期だったら知ってるよね。一緒に研修受けたりしたはずだ。その中にいなかったよ、絶対。
ポカンと固まる私に一歩近付く彼。
怖くて再び動けなくなった。
「俺入院してたんだ」
「……あ、そうなんですね」
「鴨田陸」
「か、もださん?」
「そう。宮田さん」
「付き合って」
ナニコレ?
私今どうなってるの……?
「あぁ」
付き合って、って嘘。だって私この人知らないもん。一瞬この人の顔のことも忘れ見上げてしまった。
少し頬が赤くなっているような気がした。それに嘘ではない気がする。だけど信じれないし、知らない人に言われても何だか怖くて私は後ずさりをしてしまった。
「ごめんなさい。面識…ないですよね?」
「同じ会社だけど」
「えっ」
「ちなみに同期」
いやいや。
嘘。
さすがに同期だったら知ってるよね。一緒に研修受けたりしたはずだ。その中にいなかったよ、絶対。
ポカンと固まる私に一歩近付く彼。
怖くて再び動けなくなった。
「俺入院してたんだ」
「……あ、そうなんですね」
「鴨田陸」
「か、もださん?」
「そう。宮田さん」
「付き合って」
ナニコレ?
私今どうなってるの……?