廻る時の中で


“ドサッ”

体に衝撃がきた。

でも、痛いところは無かった。

「大丈夫ですか?」

そう声を掛けられた私は、そっと眼をあけた。

そこには軽く息を切らして、それでも心配そうに顔を覗き込む、貴方がいた。


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