最悪で最高の記念日。



「・・・み・・・ないで。」



あの時と同じようだった。


同じように、
顔をそらした。



「・・・ったく、めんどくせーな。」



そう、
あの時と変わらなかった。



彼は、
私の背後に回って、
優しく抱きしめてくれた。



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