元ツアコンの体験記/日本の常識、ヨーロッパの非常識
<ヨーロッパの朝ご飯は質素>
ヨーロッパ人の朝食は実に質素です。
昔からシエスタ(お昼寝)の習慣があったせいか、お昼休みが長く、昼食をシッカリ食べる習慣があり、そのため朝食を軽く取る習慣が生まれたと思われます。
また、ヨーロッパ人は夕食を食べる時間が日本人より2、3時間遅いのも理由の一つだと思います。
普通のヨーロッパ人の朝食はパン一つにコーヒー一杯程度。
フォークを使うような食材を食べないので、朝食ではナイフ一本しか用意されない場合もあります。
またコーヒー一杯だけという人も少なくありません。
実に現代のホテルでもこの習慣が受け継がれていて、ヨーロッパのホテルでは、朝食はヨーロッパ式にパンとコーヒーだけのコンチネンタルブレックファーストと、果物からハムや卵料理まで揃う豪華なアメリカンブレックファースト(イギリスではイングリッシュブレックファーストと言います)の2つに分類されます。
料金も勿論変わって来るので、ホテル予約の際はどちらか選択しなくてらなりません。
ただ、内容にはっきりとしたくくりはなく、ホテルによってはコンチネンタルでもハムやチーズが付く所もあるし、大した内容でなくても卵料理が付いただけで、アメリカンとみなすホテルもあります。まあ、質素な朝食がコンチネンタルで、豪華な朝食がアメリカンと単純に考え頂いて良いと思います。
安いツアーでヨーロッパに行くと、大抵コンチネンタルブレックファーストに設定されています。
朝ご飯をしっかり食べる方には、少々物足りないようです。
ホテルによってはアメリカンでも大した内容でないホテルもあり、食事のイメージのいいヨーロッパでも、どうやら朝食では、他国より豪華さや種類の多さという点では劣るようです。
朝食ではナイフ一本しか用意されないっていうのは、また後ほど、美味しいコンチネンタルブレックファーストの食べ方で、ご案内します。
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