バレンタイン*少しの勇気をください。


「ありがとうございます!」



今から行かないとだけど、場所まではわからないよなー…。



「んーと、薔薇野さんだっけ?」



「はい…?」




呼ばれて背を向けていた彼に顔を向けた。



「…もしかしたら、体育館の裏にいるかも。
だから、そこから見てったほうがいいと思う」





「え、…っと、ありがとうございます?」





なんで、場所を特定できたんだろう…。



まぁ、行ってみるに越したことはない!



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