バレンタイン*少しの勇気をください。



「そんなにくっつかれてたら、俺の理性がヤバいんだけど…」



そう呟いて、あたしに顔を近づけてきた。



それに拒む理由はないから、そっと目を閉じる。





「…百合、好きだよ」








東雲くんがそう言って、東雲くんの唇があたしのそれとゼロ距離になった。


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