オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
目が覚めたら、保健室にいて。

隣には華恋がいた。

「…やっと目が覚めた。
もう放課後だよ。」

「…あぁ…」

「今日の事は、
お母さんには黙っててあげる。
だけど今度やったら、
あたしでも許さないからね。」

華恋がそう言って、俺にデコピンした。

「…痛てっ!」

「これはあたしからの罰。
ナイショにする代償。」

華恋はそう言って
保健室を出て行った。

俺はデコピンされた額をさすりつつ
起き上がった。
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