オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
何時間寝ていただろうか?

ふと目を覚ますと、
もう華恋が帰ってきていて、
隣で氷まくらを替えていた。

「起きた?
…ぬるくなってたから替えるね。
あと、彩珠ちゃん達
来てるけどどうする?」

「え?」

「ここに来てるの。
今リビングにいるわ。」

「…あいつらも、暇やな…。」

「こら、そんな事言わない。
心配して来てくれてるんだから。」

「へーい。…ええで、通しても。」

いずれ、きちんと話さなければ
いけない事を、
今言うも後で言うも同じことだ。
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