オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
翌日。

俺と華恋は朝、葵と合流すると、
こっちでの友達を葵に紹介した。

「……おはよう、千洋くん。」と、彩珠。

「その子が、彼女さん?」と彩花。

似た顔に戸惑っている葵に、
耳打ちで「双子なんやってさ。」と言った。

後からやってきた大和、
それに和臣とも合流し、
近くのショッピングモールの
ゲームセンターでプリクラを撮る。

「……あははっ、和臣、変な顔〜!」

「うるせ。」

「和臣の顔、こうしてやるっ!」と
彩珠が落書きペンを片手に、
何やら書いている。

「あっ、お前やめろって!」

「残念、決定押しちゃった〜!」

「……お前〜!」

わいわい騒ぐ4人を見ながら
俺は笑って、
「うるさいヤツらやろー。
いつもこんなんやで。」と葵に話していた。

「賑やかでいいじゃん、楽しそう。」と
葵もニコニコ笑っていた。
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