オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
夕方、陽花音をピアノ教室へ迎えに行った後、
2人で歩いて帰る。
空はまた綺麗なオレンジ色をしていた。
「ゆーうーやーけー
こーやーけーのあーかーとーんーぼー」
手をつないで、陽花音が
幼稚園で習ったらしい
童謡を歌っている。
「……なぁ、陽花音。
パパとママが一番好きなものはなーんだ?」
「えー、えっとねー、
んーと……わかんない!」
「……ヒント、今のお空の色やで。」
「……あっ、わかった!オレンジ!」
「ぴーんぽーん!せーかい。」
「やったぁ!」
嬉しそうにジャンプする陽花音を見ながら、
俺は
(……まぁ、正解は夕焼け空、やけどな。)
なんてことを思っていたのだけど。
幼稚園児にそこまで
求めるほど鬼ではないからな。
2人で歩いて帰る。
空はまた綺麗なオレンジ色をしていた。
「ゆーうーやーけー
こーやーけーのあーかーとーんーぼー」
手をつないで、陽花音が
幼稚園で習ったらしい
童謡を歌っている。
「……なぁ、陽花音。
パパとママが一番好きなものはなーんだ?」
「えー、えっとねー、
んーと……わかんない!」
「……ヒント、今のお空の色やで。」
「……あっ、わかった!オレンジ!」
「ぴーんぽーん!せーかい。」
「やったぁ!」
嬉しそうにジャンプする陽花音を見ながら、
俺は
(……まぁ、正解は夕焼け空、やけどな。)
なんてことを思っていたのだけど。
幼稚園児にそこまで
求めるほど鬼ではないからな。