オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
そんなある日。

俺は調子が良かったので
病室の近くの売店で雑誌を立ち読み
していた。

その時だった。

「あの…」とか細い声がして
パジャマの裾をくいくい、と
引っ張られた。

そばには、中学生くらいの女の子が
恥ずかしそうに立っていた。

「うぉっ!
びっくりしたー…
何か用かいな、お嬢ちゃん。」

「…あの…わたしと、
お友達になってください!!」

その女の子はそう言うと
握手を求めてきた。
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