オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
俺はどうしようか迷ったが
女の子の頭をぽんぽん、と撫でて
「まぁ、友達くらいなら別にええけど?」
と言った。

「…っ、いいの!?」

「…シーッ!ここは病院やで。
ちぃっと静かにしよな。」

「…ねぇ、やっぱりわたし中学生に見える?
高校一年生なのにー。」

「まぁ、見えんこともないわな。」

「むぅ…ま、いーや。
これからよろしくね。
あっ、わたし瑞穂。高瀬 瑞穂だよ。
お兄さんは?」

「…千洋。」

「ちひろくんかー。いい名前だね。
バイバイ、また会おう。」
そう言って瑞穂は向こうへ消えていった。

なんだか、嵐のような奴だと思った。
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