オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
数日後。
病室に、一人の
女性がやってきた。
「…こんにちは、
千洋くんですか?
瑞穂の母です。」
「…こんにちは。
あの、この度は…」
「ああ、いいのよ。
わたしもだいぶ泣いたし。
それにね、
あの子は泣くの嫌うから
いつまでも泣いてたら
あの子に
怒られるような気がして。」
「…そうですか。」
「そうそう、これね。
荷物を整理したら出てきたの。
あの子が千洋くんに
渡すつもりだったみたい。
受け取ってあげて。」
そう言って差し出したのは
かわいいハート柄の
封筒に入った手紙だった。
表に、
「ちひろくんへ」と書いてある。
「…ありがとうございます。」
「じゃあ、私は行くわね。」
瑞穂の母さんは、そう言って
病室を出て行った。
病室に、一人の
女性がやってきた。
「…こんにちは、
千洋くんですか?
瑞穂の母です。」
「…こんにちは。
あの、この度は…」
「ああ、いいのよ。
わたしもだいぶ泣いたし。
それにね、
あの子は泣くの嫌うから
いつまでも泣いてたら
あの子に
怒られるような気がして。」
「…そうですか。」
「そうそう、これね。
荷物を整理したら出てきたの。
あの子が千洋くんに
渡すつもりだったみたい。
受け取ってあげて。」
そう言って差し出したのは
かわいいハート柄の
封筒に入った手紙だった。
表に、
「ちひろくんへ」と書いてある。
「…ありがとうございます。」
「じゃあ、私は行くわね。」
瑞穂の母さんは、そう言って
病室を出て行った。