オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
「……ごめんなさい、
パパ、ママ、お兄ちゃん。」

謝る華恋はしょんぼりして言った。

「まったく、しょうがない子ね。」

「……ねぇ、パパ。
すぐには引っ越さないよね?」

「そうだな、
今年いっぱいはここに居れるよ。」

「良かった……。」

「来年の一月の終わりに
スタートするから、それまでに
荷物とかまとめればいいから。」

「うん、わかった。」

華恋はそう言って
二階に上がっていった。
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