オレンジ。~星空の下で。anotherstory~
「ほい、出来たで。」
「サンキュー。
おかげで助かったよ。」
「ええよ。」
「あたし不器用でさ。
調理実習とか大嫌い。
指切っちゃうもん。」
「ほーか。」
「えーっと、片岡くんだっけ。
航星と仲良しの子だよね。」
「せや。」
「今日はほんとにありがと。
またね。」
梶山はそう言うと、保健室を出ていった。
正直に言えば、俺の心臓は
壊れそうなくらいバクバク言っていた。
(…あの笑顔は反則…。)
そう思いながらため息をついたのは
言うまでもない。
「サンキュー。
おかげで助かったよ。」
「ええよ。」
「あたし不器用でさ。
調理実習とか大嫌い。
指切っちゃうもん。」
「ほーか。」
「えーっと、片岡くんだっけ。
航星と仲良しの子だよね。」
「せや。」
「今日はほんとにありがと。
またね。」
梶山はそう言うと、保健室を出ていった。
正直に言えば、俺の心臓は
壊れそうなくらいバクバク言っていた。
(…あの笑顔は反則…。)
そう思いながらため息をついたのは
言うまでもない。