秘密のあの子と黒髪王子
考えただけで、
耳まで赤くなる。
恥ずかしい。
鏡で左目を確認する。
左目がうすい桃色になっていた。

「うう・・・目まで桃色になってるぅ・・」

でも告白したって、左目の事教えたら、
『化け物』とか言って逃げるんだろうなぁ・・・

もう昔みたいな過ちを犯したくない。
そしてもう二度と、傷つきたくないし傷つけたくもない。

だから私は、もう二度と恋はしないって決めたのに。
あぁ・・・・でもやっぱり私は、愛沢君の事が好きなんだなぁ。

この左目さえ普通の人と同じならなぁ・・・。



そう思う中で私は深い眠りについた。
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