秘密のあの子と黒髪王子
雪村は、頭から血をだしガムテープで口を
塞がれ、手足は、拘束されていた。

「大丈夫か!?おい雪村。」
駄目だ。完全に気を失っている。

俺は、痛くないようにそっとガムテープを剥がし
濡らしたハンカチで、頭を抑え雪村を抱き抱える。

「頑張れよ。雪村。」

俺は、そう呟くと全速力で走りだした。
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