秘密のあの子と黒髪王子

楓‐side‐

皆が楽しそうに遊んでる。

私は皆に駆け寄り、


『ねぇ。私も入れて!』
と頼んだ。

すると・・・
『はぁ!?アンタみたいな化け物とは遊びたくないから。
ほら!あっち行ってよ。』

『そうだよ。あっち行けよ。化け物。』

え?

『キモチワルイ。』

なんで?

どうして?

皆そんな事言うの?

『やだ・・私皆と遊びたい。』

バチンッ

誰かに頬を叩かれた。

痛い。

顔を上げるとそこには、湯川さんがいた。

『ゆ、かわ・・さん・・・・・。』

『アンタみたいな化け物死んでしまったらいいのよ?』

ゾクッ

とても丁寧に発せられたその言葉。
体中に悪寒が走る。



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