秘密のあの子と黒髪王子
「雪村眼帯取ってよ。」
「やだ」

「即答かよ。」
「当たり前でしょ、愛沢君には
絶対に見せないって何度も言ってるじゃない。
いい加減しつこいわよ。」

「・・・ケチ。」

「いってろ。」




そう私は左目に不思議な力がある。
感情が表れるのだ。
たとえば

怒ったときは赤
悲しいときは青
楽しいときは黄
眠いときは緑
嬉しい・照れくさい・恥ずかしいときは桃

みたいな感じかな。
他にも色々色があるけど
それはまた今度。

だから私は左目に眼帯を
しているから愛沢君は
気になっているらしく、
毎日同じ事を聞いてくる。
最近ちょっと
うっとおしいけど、
やめてと言う勇気
が無い私。
、、、情けない、我ながら。





ホントどうしようかなぁ。
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