秘密のあの子と黒髪王子

怜斗-side-

‐文化祭2日目‐

昨日はまさか、楓からキスされるとは・・・。
俺からしたかったのに。

などと考えていると拓哉に、

「おい、怜斗働けよ。」

「うぃー」

「愛沢君指名されましたーー!!」

「ほら、行ってこいよ。」

「はいはい」

指名されたテーブルに行き
執事の時言う台詞を言った。

「お帰りなさいませお嬢様。ご注文は何にいたしましょう?」

「きゃあああーーちょっとめっちゃイケメンなんですけど!」

ああ、うるせぇ。
楓のところに行って楓を抱きしめたい。

楓はと言うと

チャラ男達に絡まれていた。


「ねぇなんで君眼帯してんの?取って見せてよ。」

「困ります。お客様」

「ああ!?お客じゃなくてご主人様だろ?」

などとほざいている。

腹立つ。さわんじゃねーよ

そう言いに行こうとした瞬間・・・


「お客様。他のお客様のご迷惑になりますのでおやめください。」

と委員長。委員長ナイス!

するとチャラ男が

「あ?なめてんの?あーでも君達可愛いから襲っちゃおうかなぁ。」

とかほざいている。
調子にのんのもいい加減にしろよ。

「いい加減にしてください。
誰があなた達のような連中に構っている暇はありませんので。」

委員長がそう言うとチャラ男が、

「あーあー。さっきからべちゃくちゃうっぜんだっよ!」

バシンッ
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