悪態少女の恋物語〜運命の人を見つけてください〜
なんか、今のでどっと疲れた…
「この子は栄 理緒ちゃんっていってー」
「真守さんの妹さーん」
双子がそう言うと、まわりがざわざわざわざわする。
「まっ、まじっすか!」
「真守さんの妹さんってこんな可愛いんすか!」
「てか真守さん妹いたんすか!」
「そういえば真守さんこないんすか!?」
…
なんかすかすかすかすか言ってるな
思わずぷっと吹いてしまった。
「あれ?理緒笑うと可愛いじゃん」
「は?」
海がいきなり臭いセリフを言ってきた。
なんだこいつ。
てか人がこっそり笑ってるところ見てるとか悪趣味だな。
「そうやって、は?とか言うから女らしくないんだよっ」
「いだだっ」
今度はそう言った雪があたしの頬をつねる。
割と痛い。
「ひゃへろばは!(訳:やめろばか!)」
ううううあああああ!!!!!!!!!!!!!!!
くそ!!!!!!!!!!
ぶん殴ろうかこいつら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あたしは一旦倉庫の2階に続くと見える
外階段に避難した。