悪態少女の恋物語〜運命の人を見つけてください〜



「…こういうこと。だからあたしは…女でいて、女らしくはしない。しちゃいけない。」





深影は今の話を黙って聞いていた。





「もう、この話はいいだろ?そろそろ家に帰し…」



「約束、作ろう」






唐突に深影があたしの目を
じっと見つめて言ってきた。







「約、束………?」





「約束。」
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