悪態少女の恋物語〜運命の人を見つけてください〜
「皆大丈夫?ってごめん、あたしがふざけてたから…でも!深影は悪い奴じゃねーよ!なんもされなかったし!」
皆が復讐なんて考えないように、
深影を庇う。
だって今は牙流…
牙の深影以外全員が、真守にやられて
深影一人なんだから…
「…なんで深影なんかを庇う。」
颯太が不機嫌そうに聞いてきた。
「だって深影は…あたしの友達だ」
「「は?」」
「深影は友達になってくれた。そう、もう友達。だから庇う。」
皆、そう言うあたしを唖然として
見つめる。
「わかってる。鬼龍に顔を出してるあたしが牙の深影と友達なんて裏切り行為だ。だから、あたしは」
「もうここにはこない、なーんていうの?」
間髪いれてきた海。
なにも言い返せない。