悪態少女の恋物語〜運命の人を見つけてください〜



「おい、どういうことだよ翔希、なんか知ってんのか?」





「颯太まで!?っちゃ〜これだから女心のわからない殿方は困りますわ〜」



翔希が気持ち悪い声を出して
もったいぶる。




「翔希!」
「早く教えろ!」




「真守さんの話、聞いたことないの?可愛い妹の自慢話。」




真守さんは昔、

俺らがまだ小さかった頃。



もともと翔希の兄貴が真守さんと
同級生で、よく俺らと真守さんと
翔希の兄貴と遊んでいた。



その時、よく真守さんは妹の自慢話を
していた。けど…




「それが一体どうしたってんだよ」




颯太がわけわからなさそうな顔をする。



それは俺達も一緒だ。
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