彼のぬくもり


暫くして先生に声をかけられ職員室を出た。


「黒瀬の教室は1-Aだ!」

「分かりました。」

「あの‥‥そのだな。」

「はい?」

「黒瀬は相沢と付き合ってるのか?」

「?いいえ。」

「そ、そうか。相沢はこの学校じゃ人気者だからな。気を付けろよ。」

「?」

よく分からないが教室についたよう様なので先生が立ち止まり
「黒瀬の席は窓際の一番後ろだ。」

と言われ私は後ろから、先生は前から入った。


教室に入れば不思議そうに私を見る人達でいっぱいだった。


「黒瀬は今まで諸事情で来れなくてな、これからは通うことになる。」


私の家の事情を知っている先生が説明してくれた。


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