彼のぬくもり




それから数日が経ち私は自分の家の前に、優と迅と3人で並んで立っていた。


なぜそうなったかと言うと。

一昨日にまで遡る〜



リビングで優、迅、私で寛いでいたら突然優に言われた。

「蛍?そろそろ一旦家に帰ったらどうだ?」

その言葉にピクっと反応する私。

迅は不思議そうな顔で私と優を交互に見ていた。



正直、私もその事に関しては考えていた。
ここに居るのにも限界がある。優にだって迷惑だし帰らなきゃならない。
でもやっぱり実の親からの暴力はもう受けたくない。
殴られる度に“要らない”そう言われてるみたいで‥‥怖いよ。



「蛍。俺は居てもらっていいんだぞ?けど、どの道親には会わなきゃだめだ。ここにいることもしっかり伝えないと。」


「うん‥‥。」






「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥あの、さ。わりぃんだけど、俺この話いまいち読めねぇんだけど‥‥。」



「「あ‥‥。」」


迅は困惑気味でここまで話してしまった以上隠すのも悪いので母の事を全て話した。
そしたら迅が。


「俺が付いてってやるから話してこい。」

そう言ってくれて優も来てくれたという訳。



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