彼のぬくもり




ガタンっ



バタバタ

バタバタバタ



バンッ




「どうした?!」

「っ大丈夫か?!」




「ゆ、う‥‥。迅‥‥。」




二人は駆け寄ってきて、汗でびっしょりの私に抱きついた。




「ご、めん。怖い夢見て‥‥。」



ポロポロと涙が溢れる。


「っ、大丈夫だ。」


優が背中を撫ぜてくれて、迅は頭をなぜてくれる。


二人の手が心地よかった私は段々と落ち着きを取り戻して、ふと外に目を向けた。


真っ暗‥‥



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