彼のぬくもり
その後私はどうしたか分からないけど気が付いたら学校に来てて、聡美ちゃんが私を読んている所だった。
「蛍?聞いてるの?」
「あ、ごめん。何?」
「だから、3年に美人な転校生がきたらしいよ?」
「転校生?」
「そ!山井 蘭って人。」
「ら、ん‥‥」
「あんた大丈夫?朝からボケーっとしてるけど。」
「‥‥‥‥。」
「蛍っ!」
「っあ‥‥。ごめんごめん。」
その日の帰り、迅と二人で校門に向かっていると、優と腕を組んでいる蘭さんを見かけた。