彼のぬくもり



それからは毎日が地獄だった。

今までは学校で見かけることなんて無かったのに、見せつけるかのようにいつも現れる。



二人で仲良くしてて。
私には話しかけることすら許さなかったのに‥‥
楽しそうに話してて‥‥

自分が惨めで仕方ないっ



でも耐えた。
辛くても苦しくても泣きたくても全てを我慢した。


優はそんなつもりは無かったかもしれないけど、この制服は優の買ってくれた初めてのプレゼントだから、だからこれを来て学校に行けば少しは私も存在していいって言われてる気がしたんだ‥‥
だから我慢した‥‥









なのに‥‥なのに‥‥











会ってしまったんだ蘭さんに‥‥













< 85 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop