彼のぬくもり
迅が部屋を出て行った後、自分の言葉に反応した。
要らない
消えろ
邪魔
あぁ、思い出した。
蘭さんに言われたんだっけ?
優が嫌がってた
なら、出て行かなきゃね。
また一人ぼっち‥‥
やっぱり私を求めてくれる人も居ないんだ‥‥
私ばかりがいつもいつも好きなんだね。
一方的な想いばかり。
こんなに苦しい想いをするなら。
こんなに辛い想いをするなら。
そんなに私が要らないなら。
そんなに消えて欲しいなら。
居なくなろう。