彼のぬくもり
結ばれる想い
~♪
あ、電話だ。
んだよ、迅か。
「ゆーう?誰?」
「迅」
「迅?珍しいね?」
「うん」
「出ないの?」
「出ない」
っ、~♪
「さっきからずっとなってるじゃん」
「うるさいんだけど?」
チッ。
蘭に不機嫌になられると厄介だ。
~♪っ「何の用だよ」
“っ優!蛍見てねぇか?!”
「は?見てねぇってか何してたかも知らねぇよ?」
“居ねぇんだよ!どこにも!”
「な、に?」
“あいつ学校で誰かにボコられて、気ぃ失ってたんだけどさっき起きたんだよっ
何か様子おかしくて、喧嘩したから外で頭冷やしてる間に居なくなっちまってっ”
「お前が外に居た時間はっ」
“10分前後だ!”
「すぐ戻る!待っとけ!」
「‥‥え、優?どこ行くの?!」
蘭の声を背に俺はバイクを飛ばした。