S.U.K.I


『煌へ。
これを読んでるとき、きっと淘はもういないね。二人で一人なのに…ごめん。

きっと、本当のコト書いたらお母さんもお父さんも心兄ちゃんも穹も婆ちゃんも爺ちゃんもみんなみんな納得できないと思うから煌にだけ、教えておくよ。
でも、なんだかもう決めたコトなのに……すごく怖い。
でも、書くね!煌にだけは、隠し事したくない。

本当はね、淘、優君が好きで好きで今でも好きで、この気持ちは誰にも負けないと思う。
それくらい、好きだった。
ううん、今でも好きなんだ。
最近、抜け駆けして駅裏の方に行ったでしょ?
あの時、勇気出して誘ったんだ。
淘にしては頑張ったでしょ?
その勇気は誉めてよね☆…』



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