S.U.K.I


その日は、なんだか全てがしんどくて晩ご飯も食べずに寝た。



また《次の日》がきた。


最近はただひたすらに時間だけが過ぎてゆく。


今日は、告別式だ。


本当の本当に淘とお別れなわけで私は、いつもよりも暗く沈んだ顔をしてた…みたいで。


しばらくまともな会話をしてなかった還梨と中ちゃんとも、久しぶりに喋った。


ほとんど内容覚えていないけど。


でも、それくらい淘で頭がいっぱいだった。


それこそ、違うこと考えていられたならもう少し楽だったかもしれない。


そう思えば思うほど淘のこと以外考えられなくなっていた。


< 171 / 316 >

この作品をシェア

pagetop