S.U.K.I
希望の光
婆ちゃんに言われるがまま、されるがままに私は、部屋にいた。
どれくらい経ってるのか、分からない。
長い時間部屋にいるということしか、今の私には分からなかった。
ついでに言えば、ここ最近は全然寝れてない。
なんだかよく……分からないけど。
カーテンを引きっぱなしの薄暗い部屋で暗くなろうが明るくなろうが電気も付けず、喋らないで、ひたすら我慢大会のようにベッドの上でうずくまっていた。
何時間たったとか何日過ぎたとかもう、分からなかった。
婆ちゃんの持ってきてくれたご飯すらもあんまり喉を通らないまま、ただじっとしていた。
そんな長い時間の中で一定の時間を置いて携帯が鳴っていた。
最初は、鳴るたびにサイドボタンで音を消していた。