S.U.K.I



「煌ーっ、晩ご飯だょ。」


「はーい!」



ご飯を食べて、少し休んで、準備をしたら秀を待とう。


そしたら……行くんだ。


………あの海へ。



「煌、鰺の開きだよ。」



下に下りてゆくと、心兄の嬉しそうな笑顔があった。


私が鰺の開きが好きだからって、そんなに自分まで嬉しそうな顔をするなんて、とこっちまで笑顔になった。



「本当だ、やったね♪」



私が座って、久しぶりに楽しい晩ご飯だった。


喋って、笑って、ご飯を口に運んで、また喋り、笑う。



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