S.U.K.I
真っ暗闇の悪夢
「大変申し上げにくいのですが…
生命の保障はできません。」
鈍器で殴られたようだった。
『生命の保障はできません。』
看護婦さんの言葉が頭の中で復唱される。
嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…
何でそんな残酷なこと言えるの?
どうして?
なんで?
なんで。なんで私は……
……こんな軽傷なの?
私さえいなかったら。
私さえいなくて、優と秀が助けにさえこなかったら。
二人は今頃、何もなかった……?