お兄ちゃんの罠に嵌まりまして。
「近くで見ても、やはり透けてない。岡本さんが見せてくれた下着は確かに、ピンクです。しかも淡い色」
「じゃあ、派手じゃないわよね……?」
「そうなんです。けど、赤もありましたよね?宮前先生。下着の裏地に」
「「「『…………』」」」
「……っ!!?」
「宮前先生?お天道様が隠れた場所で悪い事をしても、見てる人は必ず居るんですよ」
「違う!俺は何も……っ!!;;」
「自分が見てたから、ボロが出たんですよね?」
「…………」
「み、宮前先生っ!;;」
白百合の言葉に、宮前は一度は否定するも、肯定するように黙った。
教頭は金魚のように口をパクパクとさせ、後ろにある校長室の扉を叩く。
「“お天道様が隠れた場所”……」
「岡本さんが保健室に来た時、私は途中で席を外しました。その時、彼女は寝不足だったのか、深い眠りに就いてた。その時、宮前先生は保健室の方に向かってた。何をされてたんですか?」
「…………」
「……あら探しだ。岡本が進学も就職もせずに卒業されたら、山嵜先生より俺の評価が下がる。だったら、退学処分を下すか、自主退学をさせたかった」
態度は態度でも、私の進路に対する事か。
減るものではないし、見られた後では仕方ない。
だが、ショックと怒りで言葉は出ない。
ただジーッと、床を見つめるだけ。
何故そんな事で、私は下着を覗かれたのか。
あら探しより、単なる変態じゃないの?
「じゃあ、派手じゃないわよね……?」
「そうなんです。けど、赤もありましたよね?宮前先生。下着の裏地に」
「「「『…………』」」」
「……っ!!?」
「宮前先生?お天道様が隠れた場所で悪い事をしても、見てる人は必ず居るんですよ」
「違う!俺は何も……っ!!;;」
「自分が見てたから、ボロが出たんですよね?」
「…………」
「み、宮前先生っ!;;」
白百合の言葉に、宮前は一度は否定するも、肯定するように黙った。
教頭は金魚のように口をパクパクとさせ、後ろにある校長室の扉を叩く。
「“お天道様が隠れた場所”……」
「岡本さんが保健室に来た時、私は途中で席を外しました。その時、彼女は寝不足だったのか、深い眠りに就いてた。その時、宮前先生は保健室の方に向かってた。何をされてたんですか?」
「…………」
「……あら探しだ。岡本が進学も就職もせずに卒業されたら、山嵜先生より俺の評価が下がる。だったら、退学処分を下すか、自主退学をさせたかった」
態度は態度でも、私の進路に対する事か。
減るものではないし、見られた後では仕方ない。
だが、ショックと怒りで言葉は出ない。
ただジーッと、床を見つめるだけ。
何故そんな事で、私は下着を覗かれたのか。
あら探しより、単なる変態じゃないの?