俺は○○に恋をした
「礼生お前何買ったの?」
「ファンタ」
冬真っ只中の超寒い日少し暗くなった道を
炭酸のプシュッっとなる音が響く
守が腕時計を見る。
「やっべ!もう7時じゃん果穂に怒られる」
「何かあるのか?」
「今日果穂の家で夕飯食べるんだ。すまん俺帰るな!」
「おう」
果穂とは守の彼女
泉 果穂[イズミ カホ]
慌てて走っていく守
本当に彼女が大切なんだな…
さあて俺も帰ろ。
少し細めの路地に入る。
大体車が一台通れるぐらいの細さ。
この時間この道は人が滅多に通らない