俺は○○に恋をした
「ヘタレ。振り向かすぐらい言えよな」

呆れたように守がつぶやいた。
反論しようとしたが図星過ぎて言葉が見つからない。

自分から告ったことなんてねぇし
どうしたらいいか分かんねーんだよ!

「はぁーどうすっかな…」
大の字に寝転んで空を見上げたとき
屋上の入口から誰かが入ってきた。

「せーんぱい♡こんなとこでサボってたんですか?」

「そうゆう花咲もサボってんじゃん」

入ってきたのは1年の花咲翼

あの日から花咲はよく俺の前に姿を現すようになっていた。
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