ショタ系男子×ロリ系女子
+SPRING+
*。・<出会い>・。*
けたたましく鳴り響くケータイのアラームを止めてのそりと起き上がる。
春だというのに寒いという北海道ならではの季節感も相乗されているのか、布団が私を離そうとしてくれな・・・いんじゃなくて、私が布団に片思いしてるような状態だ。
だけどいつまでもくっついてるわけにはいかない。
今日は入学式。寝坊するわけにもいかないのだ。寝坊して食パンを咥えながら走って登校してるところ、運命の人とぶつかるなんてお決まりのパターンは私には通用しない。
私の目的は運命の人に出会うわけでも、仲の良い友達を見つけてきゃいきゃいすることでもなく、新しい学校でショタ系男子とお目にかかるのが私の目的なのだ。
ただ学校に入学するだけなのに目的。などと豪語するのはいささかおかしい気がしなくもないけど。
と、いうことで、私、天宮爽は俗に言うショタコン。ショタコンといったって本当のショタが好きなわけじゃない。私の基準は少しばかり厳しいのである。
まあ、その基準についてはおいおい話すとしようじゃないか。
「うううう寒い!!」
部屋のど真ん中でパジャマをものすごい勢いで脱ぎ新しい制服に腕を通す。
あ、あぶな。前の学校のスカート穿くとこだった・・・
「爽ー!!遅刻すっぞ!」
リビングからお兄ちゃんの声が聞こえる。
「いまいくー!」
・・・お布団とイチャイチャしすぎたか。余裕といえるほどの時間はなかった。
東京からの生徒というのはかなり珍しいらしい。まあ、本州から来てるから当たり前といえば当たり前な気もするけれど・・・このキャラどうにかして隠さないt・・・無理だな(確信)
こんなキャラでも仲良くしてくれる人を探そう。
最悪1人でも仕方ない。1人はなれてる。独りは嫌いだけど。
リビングに下りれば制服姿のお兄ちゃんが。
「はよ食え。置いてくぞ」
「それはまじ勘弁。ボッチ登校とかつらすぎて笑えねえ」
え?女の子の癖に口が悪いって?余計なお世話だよこの野郎。実は女じゃないかもしんないじゃん!それはないけど!残念ながら女だけども!!
なんかテンション高いように見えなくもないけど、これでも低いほう。
(つまりもっと高くなる)
朝は低血圧な私は(うそだろとか思った奴出てきたほうが身のためだよ★)まったくといって良いほど朝ごはんが食べれない。その分昼と夜はめちゃくちゃ食べるんだけど。
シリアルを無理やり飲み込み、髪を適当にブローして、歯磨きをして玄関にいく。
外に立っているお兄ちゃんの手にはコンビニの袋。私たちのお昼ご飯。
「行くか」
「しゅっぱーつ」
私と兄の気の抜けたような声が春の青空の下に響いた。
春だというのに寒いという北海道ならではの季節感も相乗されているのか、布団が私を離そうとしてくれな・・・いんじゃなくて、私が布団に片思いしてるような状態だ。
だけどいつまでもくっついてるわけにはいかない。
今日は入学式。寝坊するわけにもいかないのだ。寝坊して食パンを咥えながら走って登校してるところ、運命の人とぶつかるなんてお決まりのパターンは私には通用しない。
私の目的は運命の人に出会うわけでも、仲の良い友達を見つけてきゃいきゃいすることでもなく、新しい学校でショタ系男子とお目にかかるのが私の目的なのだ。
ただ学校に入学するだけなのに目的。などと豪語するのはいささかおかしい気がしなくもないけど。
と、いうことで、私、天宮爽は俗に言うショタコン。ショタコンといったって本当のショタが好きなわけじゃない。私の基準は少しばかり厳しいのである。
まあ、その基準についてはおいおい話すとしようじゃないか。
「うううう寒い!!」
部屋のど真ん中でパジャマをものすごい勢いで脱ぎ新しい制服に腕を通す。
あ、あぶな。前の学校のスカート穿くとこだった・・・
「爽ー!!遅刻すっぞ!」
リビングからお兄ちゃんの声が聞こえる。
「いまいくー!」
・・・お布団とイチャイチャしすぎたか。余裕といえるほどの時間はなかった。
東京からの生徒というのはかなり珍しいらしい。まあ、本州から来てるから当たり前といえば当たり前な気もするけれど・・・このキャラどうにかして隠さないt・・・無理だな(確信)
こんなキャラでも仲良くしてくれる人を探そう。
最悪1人でも仕方ない。1人はなれてる。独りは嫌いだけど。
リビングに下りれば制服姿のお兄ちゃんが。
「はよ食え。置いてくぞ」
「それはまじ勘弁。ボッチ登校とかつらすぎて笑えねえ」
え?女の子の癖に口が悪いって?余計なお世話だよこの野郎。実は女じゃないかもしんないじゃん!それはないけど!残念ながら女だけども!!
なんかテンション高いように見えなくもないけど、これでも低いほう。
(つまりもっと高くなる)
朝は低血圧な私は(うそだろとか思った奴出てきたほうが身のためだよ★)まったくといって良いほど朝ごはんが食べれない。その分昼と夜はめちゃくちゃ食べるんだけど。
シリアルを無理やり飲み込み、髪を適当にブローして、歯磨きをして玄関にいく。
外に立っているお兄ちゃんの手にはコンビニの袋。私たちのお昼ご飯。
「行くか」
「しゅっぱーつ」
私と兄の気の抜けたような声が春の青空の下に響いた。