夢に落ちた
第1章




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ありきたりのパターンにまんまとはまってしまったわ。
どうせ目を開けたらタイムスリップ。



でも何かどんどん意識がなくなってって深い眠りに入っていった。








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これ?何だろな?


……で洋服と言う着物を身に付けている」





「確かに。髪も変わっている。異国の者か?」




全てにおいて私の身に付けている物から何から何まで珍しい場所に来てしまったらしい?




車に私物を積んだまま離れると盗難などで職場関係を崩したくないからリュックに私物を入れて持ってきていて良かった。




意識がモウロウとなって近くに数人の人が話しているのに気付いた。



あぁ……。頭重たい。
尻餅を付いたのも致命傷で最低。






少しカビった様な土の匂いと言うか草木の空気と言うか平成ではないぐらいは目を閉じていてもわかった。




「ぅ……ぅ……ん」




思わず唸ってしまった。


「「「うわっ!動いた」」」




あの……生き物と同じ感覚でビックリされたら次はあれね、あれ。

お約束の質問責めに私にどうせ警戒するんでしょ!そんでもってここは……。






「ポルトガル?俺、無理だぜ。イギリスも無理なんだけど……」




「俺も」



「僕も」





「あの……私も」






「「「また、喋った?」」」





「おいおい!言葉は日の國だったよな」




「聞き取れた」




「私って言ってるんでしょ?えっ?女?」






頭いったぁ~って言ってる場合じゃないかも!女子しか見えないでしょう?失礼ね!



「はぁ……いったぁ……。あの一応は女ですけど、日本の未来から来たく無いけど来てしまいました。そして、助けて下さってありがとうございます!」






「え……あの……、あ、女子に何かしたとか何の警戒もしないでね」




私を囲ってる人数は3人。
で和室に畳と袴姿……。
お決まりの様になっています。




で、局長か副長を呼ぶんでしょ?


あっでもその前に


「ねえ、私、竹中 美咲。よろしく。そちらは?」




「俺、佐之助。」




「あの……新八です」





「ぼ……僕は僕は……そ……総司で、す。」





チャラいのが佐之助さん。


一番若そうなのが新八さん。



って言うか童貞くん?が総司さん。




えっ?総司ってあの沖田 総司?

初めてキャバクラにでも来たようなガチガチの童貞くんが……。
はい、一瞬にして冷めました。






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