只今考え中
どっちの意味か分からなかった。階段での怪我のことか夜道のことか、二つが頭に浮かんだ


「えってなんだよ・・・まさかなんかあったのか?」


「あ、いえ」


その一言で夜道のことを聞かれたのが分かった


「ならよかった。今度からはこんな時間に出歩くなよ?」


「はい」


その後、柴本先輩は家までお米を運んでくれた


「わざわざありがとうございました」


「じゃあまたな」


先輩を見送って家に入った。すぐにお母さんに買ってきたことを伝えようと部屋に行った


「お母さん・・・えぇ寝てる」


そっとドアを閉めて私も寝ることにした


ある日の土曜日の朝早く、圭介から電話が来た


「舞花悪い、今日は試合があるから学校に八時にきて?」


「試合?うん、わかった」


私は急いで準備をして家を出た


「遅くなってすみません!」


学校に着くと、前田先輩が圭介や他の一年と一緒に荷物をバスに運んでいた


「いいよー富永が連絡してなかったんでしょ?これ、持って行ってくれる?」


「はい」


私は前田先輩から荷物を受け取った


「音無は初めてだね?今日の練習試合は他校でやるから、必要なものを先にバスに積んでおくんだよ。それで、みんなそろってからバスで移動するんだよ」


そういいながら前田先輩は大量の荷物を持っていた


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