僕、諦めませんからね!
キョロキョロと回りを見てみると、私がメイクをした、松本(?)くんが私を呼んでいた。
・・・え?なんで松本くん(仮)が私の事呼んでるの?
名前が合ってるかどうかも怪しいぐらい、面識無いのに。
そもそも呼んでた栗原って私の事かな?
同じ苗字の人ぐらい・・・はっ!
この学校に名前で栗原が入ってる人私しかいない!
え?じゃあ本当に私?
・・・あ、でも今日はこの学校の人以外の人も来れるから私じゃないよね!
だって名前が合ってるかどうかも怪しいぐらい面識ないからね。(2回目)
私が納得していると、すごい至近距離から声が聞こえた。
「栗原さん?栗原さん?くーりーはーらーさーんー!」
松本くん(仮)が首を傾げながら私の目の前で手をブンブンと振る。
か、可愛いっ!
・・・と言うか、呼んでたの私だったんだね。
ごめん。違うと思ってた。