僕、諦めませんからね!
文化祭
キーンコーンカーンコーン
「はい!みんな座って!今から文化祭の準備するわよ!」
担任の先生が言う。
今日は文化祭の一週間前。
この学校では、文化祭の一週間前からまるまる1日使って準備できる。
ちなみに若葉くんはあの日以来、もっとアピールしてくるようになった。
そしてこの文化祭も、一緒にまわる事になった。
・・・ぼっちだから、誘われて断れずにそうなった。
「じゃあ各自担当の作業をして~!」
実行委員の子が言う。
ちなみに私のクラスはお化け屋敷をやることになった。
私の担当は、お化けとメイク。
こうみえても、オタクだから絵はそれなりに上手いし、コスプレする時とかにメイクするから、特殊メイクは得意なのだ!
「栗原さん。こっちも手伝って~。」
「はーい!」
クラスの人に言われる。
文化祭の準備だと、私も普通に会話に入れる。
「ここのメイクどうしたらいいかな?」
「ここを血に見せて、目の下にくまをつくれば怖く見えると思うよ。」
「そっか!ありがとー!」