僕、諦めませんからね!

あ、ペンキ足りないな~。


取ってこよ。


そう思って教室をでて階段を下りる。


「ちょっといい?付いてきて。」


途中で同じ学年の人達にあってそう言われる。


こんな私に何の用だろ?


「あの、私に何の用が?」 


「いいから付いて来て!」


怖!睨まれたんだけど。


連れてこられたのは、ふだん使わない教室だった。
 

「入って。」


いや、入りたくないんですけど。


これって絶対呼び出しってやつだよね。


・・・アイツのせいだ。


今度会ったときにもう私に関わらないでって言おう。


今までは追い払っても余計にうるさいから無視してたんだけど、こんな事が起きるなら追い払おう。


「早く入って。」


入りたくはなかったけど、睨まれて仕方なく、教室に入る。


私が教室に入ると、ドアを閉められて鍵をかけられた。


ここのドアは壊れていて、外からしか鍵をかけられないようになってる。


「てめぇ、調子乗ってんてじゃねぇよ!」


「そうよ!健人くんは少し珍しいから構ってあげてるだけなのよ!」


・・・私は被害者なんですが。


「ここで頭を冷やしてる事ね!」


・・・これどうしよう?とりあえず、ここ通った人に助けて貰う事にしよう。
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