【詩集】光と陰
光る





暗闇をひとり歩く僕
黒く塗りつぶされた世界
僕は何処へ向かうのか




閉ざされた波長にひとり居る僕
静寂とは言えない無音の世界
僕は何を聴くことができるのか




周りが見えない
時間もわからない
空間さえつかめない





だけど僕は持っていた




最初から持っていた








胸の奥にある僕を照らす光





それに気づいたとき
僕の世界は一気に色づき始めた







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