【詩集】光と陰
宝石
人生に後悔などない
未練もない
臨みもない
物語の終わりが近づく予知
恐怖を感じ取った自分
周りの温もりの無さ
こんなモノは
役立たずだ
もしも最期の思いが届くなら
この私の分身たちを
天空の夜空に散りばめたい
枯れそうな花を照らしてくれ
旅人を照らしてくれ
恋人たちを照らしてくれ
こんなモノ
物語が終われば
価値などないから