18個の願い
第一章 最初の願い
「ねぇパパ?」
『ん?なんだい?』
「私ね、大きくなったら魔法使いになるー!」
『…そうか、まぁ頑張れよ』
「なんか全然嬉しそうじゃなーい」
『そんなことないぞ?お前が魔法使いになったら、さぞべっぴんさんになるんだろな』
「もっちろん!そうなったら、パパと結婚するの!」
『そうか、楽しみだな』


あの時は、魔法使いになることが楽しみで、お父さんを幸せにしたくて、ただそれだけで…魔法使いになることがどんなことなのか分かっていなかった。
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